4月11日に急逝した野田夢友さん。工房集での表現活動の先駆者でもあり、工房集が大切にしている
「誰にでも表現の可能性がある、重度の仲間の表現の可能性を追求している」ことを具現化した作家の1人です。彼の作品はクレヨンを
塗り重ねることで色が混じり合い、深くなり、クレヨンとは思えないような色彩を生み出しています。また、アトリエや食堂を
行き来しながら、一連の流れのなかで描かれる作品は、行為と表現の曖昧な境界を顕在化させています。彼が工房集で過ごした13年間に
生み出された数々の作品を展示することで、私たちに教えてくれたこと、そして工房集が大切にしている表現活動の意義を共有しました。
本展は、このような工房集の想いのもと、
美術家・アートディレクターの中津川浩章さんにご協力いただきました。
野田夢友作品展「描くことの切実さを巡って」
会期:2017年7月10日(月)-7年22日(土) 10:00-17:00
休館日:7/15(土)・16(日)・17(祝)
会場:工房集(埼玉県川口市木曽呂1445)
集カフェ開催:7/22(土)